レオ・レオニの絵本
2012-12-25
子どもの頃、お母さんが買ってくれた本「あおくんときいろちゃん」。
はっとするほどきれいな色彩で、装丁、紙、カバー、どれをとっても洗練されている。
中にペンで豪快に落書きしてしまっているのだけれど。
(写真はカバーを外しています。)
「スイミー」でおなじみの、レオ・レオニの原画が見られるということで、連休中にJR京都伊勢丹美術館「えき」KYOTOへ行ってきました。
子どもをふたり連れての観覧。
しかも、すごい人、人、人。
列をなして見るのは大変だったので、さーっと歩いて、ちょっと近くに寄って見たりして、子どもが退屈しない程度のペースで回ったので、だいぶん不完全燃焼だったけれど、原画っていいなーと思いました。
絵本ではわかりにくい、切り絵やコラージュ、スタンプの表情がじっくり見れて、味わい深い。
最後の物販コーナーの長蛇の列にビビってガイドブックを買わなかったのが悔やまれるけど、いいもの見れてホクホクです。
レオ・レオニ 絵本のしごと
■12月6日(木)~27日(木)[会期中無休]
■開館時間:午前10時-午後8時(最終日は午後5時閉館)
ちょっと休憩
2012-12-19
今日はみぞれまじり小雨が降っています。
寒さがこたえる今日この頃、少し風邪をひいてしまいました。
そんなときは、熱ーいお茶にかりんのはちみつ漬けを垂らし、しょうがをすって飲みます。
そして、熱がある時でもお風呂にゆっくりつかります。
身体を温めるのは効きます。
それからフルーツ。
うちのおやつはフルーツが多いです。
季節の旬のものをたくさん食べます。
今はりんご、キウイ、富有柿、みかん、
お歳暮にいただいたラフランス。これ大好物なのです。
フルーツには酵素が多く含まれていて、アンチエイジングにもいいそうですね。
加熱すると酵素が失われるので、食間や食前30分前に生で食べるのが効果的だとか。
まぁ、アンチエイジングに最も効くのは睡眠ですけどね!
今年は干柿に挑戦しました。
意外に簡単で、皮をむいて風通しのいい場所に紐で吊るすだけ。
1ヶ月程で、みごとな大粒の“あんぽ柿”が完成。
最近、くどくどと考えることばかり書いていたので、今回は休憩です。
さぁ、今年もあと少し。
やり残してることはたくさんあるけれど、ぼちぼちとがんばるぞ。
選挙に行こう!
2012-12-14
さぁさぁ、何やら騒がしいですね。
このところ重くなってるこのブログ。
ここで政治ネタ、ますます重くなるのでちょっとためらっていましたが、このさい書いてしまいます。
12月16日、衆議院選挙投票日です。
当日都合の悪い人は、必ず期日前投票に行きましょう!
白紙投票や無効票、棄権は組織票を持つところに有利なのだそうですね。
この世界の現在は、全て代々の大人たちの責任なのだ。
大人としての責務をきっちりと果たしに行きましょう。
憲法、外交、TPP、エネルギー、教育、福祉、医療、社会保障、税金、経済・・・
争点はいろいろあるのだけど、
わたしが手にしたいのは、誰もが健やかに暮らせる“環境(広い意味で!)”です。
生きることは、暮らすこと。
美しくないと生きる価値はないのかな。
強くないと暮らせないのかな。
ドラえもんが歌っていました。
“ぼくたち地球人 大きな宇宙の小さな星に♪”
そして、誰もが幸せに生きる権利とともに、幸せになるという「義務」があるのだ。
さてさて、「幸せ」ってなんなのでしょうね~
→ 2012年衆院選 毎日ボートマッチ えらぼーと
なんとなくの雰囲気で選ぶのはやめましょう。
当日、投票できる時間は、午前7時~午後8 時。
投票所入場券をお忘れなく!
タンナーさん訪問の後で考えたこと 2
2012-12-13
前回からのつづき。
だからといって、何ごともその場しのぎでやるのではなく、その時々でより良いものを目指して作りたいと思うのです。
「モノづくり」といっても色々ありますが、
今やっているカバンづくりの面白いところは、まずは道具として使うための機能性を盛り込み、さらに素材の特徴と技を組み合わせてカタチをつくっていく、というところです。
単にモノを作ることにおいては、まず素材の扱いを知ることが必要で、その素材の長所と欠点を知るところからものづくりが始まるわけです。
これまでの縁が繋がって、自分たちは主に革という素材に関わっていますが、その魅力は知れば知るほど味わい深いものだと思っています。
革がなぜ長きにわたり愛され続けているのか。
古くから伝わるものには、それぞれその土地や文化と何かしらのかかわりがあるものです。
モノをつくることから、ものの成り立ちを知ることへとつながり、それらはものの流通や消費とも深く関わっているので、その巡りはおのずと自らの行動へと帰着します。
何かものを買う時に、生産地を見てみます。
日本製だと嬉しい。
けれどその原料は?
加工品は、消費者が原料の産地までを知ることは難しい。
国産牛革の原皮がほとんど外国産だということは、一般には知られていないでしょう。
国産牛は脂身が多いため、革として使うには適していなかったり、不具合があるからだそうです。
現在、革の多くは外国産の原皮で製造されています。
(豚革は原皮も国産で、輸出もしているそうです。)
ヌイトメルで使っている鹿革の原皮も外国産とのことです。
日本で鹿革は古くから武具などに使われていて、その歴史は長いそうです。
なぜ鹿革が国産原皮でないのか疑問に思っていたところ、最近偶然に、獣害対策をされているかたから事情の一部を聞くことができました。
かつての日本では牛は貴重品でしたから牛肉を食べる習慣などなく、鹿やイノシシのほうが一般的だったといいます。
国産鹿の皮質についてはそれほどの問題はなく、ただ、日本で原皮をつくるとコストがかかるのだと。
鹿革の「革をつくるための皮を剥ぐ」という分野が国内で確立されなかったのは、そもそもは食べる習慣がなかった日本で“肉”を食べるようになった近代、おそらく食肉として主流にならなかったために、安定的に原皮が供給されないからなのかと想像しています。
産業として成り立つためにはそれなりの効率性が優先されるでしょうし、非効率なものはコストが高くなり、高いものは不要となる。
そして、その考え方でつくられた現代社会の色々なひずみは巡り巡って、
例えば山が荒れ、山を追われた鹿や猪、熊の問題が深刻となっていきます。
誤解を避けたいのですが、外国産のものを否定しているのでなく、革の産業を批判しているのでもありません。
全てのものが国内産でなければならないとも思いませんが、日頃ちょっとしたことから、連鎖的におかしいなぁと感じることが多いのです。
なぜ気が付いたら、何かにつけ日本中が輸入に頼らなければ成り立たない産業ばかりになってしまったのでしょう。
輸送コストがかかるのに、外国産のもののほうが安い、その理由はよく知られている通りです。
そうやって富を世界中に分配するほうがいいという考えや、これからもっと世界を相手に商売をしなければ日本はやっていけないという人がいます。
けれど、これまでと同じような方法で利益を求めるやりかたでは、いずれ行き渡ったその富は世界中で天然資源の浪費に使われるのでしょう。
そもそもこの地球には、掻き立てられつづける消費欲を満たすほどの資源はないのでしょうけれど。
ほぼ毎日まる一日を共に過ごす夫婦として、
仕事をしながらも話す内容はそれ以外のことまで膨らんでいき、
わたしたちは、ものが与える影響と、その背景に潜む何かまでを想像することが習慣になりつつあります。
買い物をする時に、その製品のクオリティレベルを云々いうよりも、
作っている人の、その暮らしまでを考えてみて、より近いと思えるものを選ぶようにする。
いちいち考えすぎかもしれませんが、自分が社会とつながっているんだと実感する瞬間です。
時と場合によってはできないこともありますが、その割合を増やしていきたいと思っています。
昨年から色々な場所を訪れる機会があり、いろいろな人と話をして刺激を受けたり、共感したりして、自分たちの考え方やものづくりにも影響を受けています。
そして、前にも書きましたが、度々、この演説を思い出しています。
少しずつでも、行動すること。
今、それが大事だと考えている、今日この頃です。
苧麻の苧引きに
2012-6-9
今日は、再び愛知郡愛荘町の「近江上布伝統産業会館」へ訪問してきました。
今回は、「麻のほんまもん体験」ということで、“苧麻(ちょま)の苧(お)引き”という作業の体験。
紡績という技術がなかった古代からの伝統技法、植物の繊維を引いて取り出す方法です。
↓苧麻(この地域で栽培されたもの・カラムシともいいます)です。
今でも人の手の入っていない琵琶湖周辺に自生しているそうです。
葉を取った茎の部分を使用します。
まず外皮を剥き(中の芯から分離させて)、皮を水に浸して柔らかくします。
昔は乾燥させた中の芯をお盆などの祭事でさい箸やたいまつ、他にも色々と利用されていたそうです。
外皮と芯の間に繊維が通っているので、画像のような器具を使ってその繊維から外皮をはがしていきます。
力をかけながら丁寧に、端から外皮を剥がしていくと、白い繊維の束になります。
初めてなので画像の繊維はあまり白くないですが・・・
不純物を取り除いた繊維を晒すことでさらに真っ白な繊維になるとのこと。
干して日光に晒し、糸にする分だけ湿らせてから一定の細さで裂いていき、先と先を撚り繋げて1本の糸にします。
この時、根元側の先と先端側の先を揃えて一方方向で繋げないといけないそうです。
1本につきだいたい70㎝くらいの長さでしょうか。
長くつないで(糸積みといいます)から、糸車という器具で撚って糸にし、藍などで染色して、今度はこれを機にかけて布にするのです。
なんと気の遠くなる作業!
近江上布が栄えていた時代のこの地域では、この時期に苧麻から繊維を取り出す作業をし、あとは1年中毎晩のように糸を裂いて繋げるというのが普通のことだったそうです。
伝統工芸士による絣(カスリ)という模様織の実演。
これはこれでものすごく手間のかかった織物で、長くなるので今回は割愛します。
苧麻はラミーの一種で、リネンに比べてチクチクゴワゴワする、というイメージがあるようです。
けれど丁寧に引いた苧麻は白くツルっとしていますのでその布はチクチクすることはなく、むしろそのシャリ感が好きというツウのかたもいらっしゃるそうです。
本来の近江上布は苧麻でなく大麻(おおあさ)が使用されていたようです。
大麻は繊維が苧麻よりも細く短いため、製錬や晒しにより短繊維同士の結束が弱まると糸が柔らかくなりやすいとのこと。
大麻は日本では栽培が規制されているため、現在は苧麻栽培に限定されているそうです。
とはいえ、このようにして糸から引いて織った苧麻の布はほとんど見る機会がありません。
この近江上布産業会館では、この技術と繊維産業を守りたいとがんばっていらっしゃいます。
これからも、時々勉強のために訪れたいです。
徳島の藍住町からの本藍染め体験もやってました。今回は見学だけ。
会館内はお店にもなっているので、滋賀県産のリネン生地やリネンテープ、麻の寝具や洋服麻の手ぬぐいなども取り扱われています。
そして、前に来た時にここで買った白いリネンの本麻手ぬぐいがとてもいいです。
麻なので乾くのが早く、つるりとしててヒンヤリ気持ちいい。
この夏濡れ手ぬぐいや頭に巻くのに重宝しそうです。




















