鹿革・巾着トート(DKT) お取り扱いについて

2026-4-17

(2026年4月現在)

▶ 巾着トート(DKT)の使用素材

 

【革】

 

ディアスキン(鹿革)は、”レザーのカシミヤ“といわれるほど革の中でも上質な素材です。柔らかく、そのしなやかな感触は、鹿の皮独特の結合繊維によるものです。丈夫で耐久性にも優れ、水に対して抵抗力があり、濡れても革質が劣化することはありません。また、タンニン革は色と風合いの変化を楽しめます。

※ブラックは茶色味を帯びている場合がありますが、経年変化で徐々に黒く変わっていきます。

 

 

植物の渋でなめし、素肌のまま(ナチュラル)や、染料で染めて仕上げにオイルを含ませ、揉んで自然なシワをつけたソフトな風合いの革と、厚くしっかりした張りのある革を、箇所に合わせて使用しています。強度、耐久性に優れ、線維が詰まっていて固いものも使うほどに馴染みます。径年による色や質感の変化など、味わいを楽しめる素材です。

 

 ロープ・内側ファスナーポケット引手

揉んで柔らかくしたソフトな薄めの牛革の紐をロープ状に編んでいます。

はじめは固い使用感も、使ううちにしなやかに馴染み、紐通りが良くなります。

ナチュラル色はキャメルに、ブラウン・ブラックはつややかに変化します。お手入れは不要です。

 

 ハトメ穴補強部分

線維組織の詰まった厚く固い牛革を使用しています。

白ヌメ革は使うほどに色が濃くなります。

水濡れでシミができた場合は、まんべんなく水で湿らすと目立たなくなります。

 

「なめし」とは?

動物の「皮」をミモザやチェストナットなどの植物のタンニン(渋)や薬品で防腐処理をして「革」へと変える工程のこと。なめし剤の種類(植物性・化学薬品)によって分類される。タンニンなめしは環境への負担が少ない古来のなめし方で、自然な風合いに仕上がる。その革はヌメ革とも呼ばれ、使い込むほどに味わいの変化が楽しめる。その中でも白ヌメ革は、染料を入れていない素肌の革のことで、ヌメ革の特色が最も際立つ。

 

【裏地】

 

▶ 巾着バッグの取り扱いについて

ポケットのあるほうをバッグの背面としています。背と前面で革の柔らかさを変えています。紐を片方に絞る場合は、背面側の紐を引っ張るようにしてください。ロープの継ぎ目部分(同革で巻いて縫い留めています)は背面側にあります。継ぎ目部分が穴に入り込むと取り出すのが困難なうえ、手縫い部分の糸切れ等の恐れがあるため、強く引っ張るなどして継ぎ目部分が穴に入りこまないようにご注意ください。

ロープは使用するうちに次第に馴染み、穴の紐通りは柔らかくなります。ロープ長さは、荷物の重み等で少しずつ(革の個体差もありますが、約5㎝程度)伸びてきます。

本体部分の鹿革は水に強いため、水に漏れてもしなやかさを損なうことはありません。濡れてから乾燥すると革が少し硬化することがありますが、革をやさしく揉むとやわらかく戻ります。

水濡れによるシミができた場合は、霧吹き容器を使い水でまんべんなく湿らせ、風通しの良い場所で陰干しすると、シミは目立たなくなります。仕上げに鹿革専用のワックス(ホームページで紹介しています)をスプレーすると、しっとりとした風合いが保たれます。鹿革の特性として、重いものを入れて同じところが擦れるような使い方をすると、革の表面が剥がれやすくなっています。まんべんなく重量が分散するような工夫をされてお使いいただくことをお勧めします。

 

▶ 鹿革製品について・ご使用上の注意事項

 

● 鹿革について

軽く柔らかく、しなやかでコシのある肉厚の革質で、丈夫で耐久性にも優れています。牡鹿は角で傷つけ合うことがありますので、他の革に比べ表面に傷が多いですが、それがタンニン(渋)なめし鹿革の  証です。傷部分はできるだけ目立たない部分(背面や底など)に使うよう配慮しています。また、表面(銀面)が比較的弱く、使用により少しずつ表面が擦れてきますが、それも“味”とご理解ください。耐光堅牢度(日光による色褪せの耐久性)があまり良くない色もあります。(ナチュラル色=白ヌメ革は、日光にさらすことによって日焼けで色が濃くなります。)タンニンなめし革は、特性上どの色も日光による色の影響を受けますので、変化を避けられたい場合は、できる限り光に当たらないようにご使用ください。また、鹿革は特に油分を吸いやすい素材です。使うほどに手などの脂を含みつやが増し、様々な特徴が絡み合い味わいの増す革です。線維組織自体に油分を含んでいるため水に強く、基本的にはクリーム等のお手入れが不要です。

● 色落ちについて

染色の特性上、色落ち、色移りすることがあります。革は水に濡れると色落ちがし易くなりますので、雨の日はご注意ください。また、乾いていても、こすれて色の薄い衣服等に色が移ることがあります。端切れてご確認いただき、湿った時は特には持ち方に工夫をしていただくようお願いいたします。

● 日常のお手入れ

※ 革の種類によってお手入れの方法は異なります。

 必ず適したお手入れ剤をご使用のうえ、目立たない部分や端切れにてお試しください。

鹿革は、お手入れはほぼ必要ありません。普段は柔らかい布等でやさしくホコリを払います。

鹿革は線維が強く、組織自体に油分を含み水に強いため、水洗いにも耐えますが、色落ちや型崩れ等トラブルの原因になりますので、原則として水洗いはお避けください。

汚れについての対応としては、砂埃や泥汚れは濡れ布巾等で拭くと取れますが、染み込んだ汚れや油分によるシミは、シミができる前の状態に戻すことはできません。コーヒーなどの水溶性のシミはまずぬれタオルでたたくようにふき、汚れが広がらないようにご注意ください。色シミはついてからすぐの処理をお勧めします。色素が革の組織に入り込み、沈着した後の除去は困難です。また、鹿革は外からの油分を吸いやすく油分によるシミになりやすいため、鹿革用でない革製品用オイル・クリームは原則として使用しないでください。万一油分による輪ジミができた場合は、濃色の場合は霧吹き等を使用して油シミ周りを少し水で湿らし、さらに革用のオイル等を大きく円を描くようにすりこんでシミの輪郭をぼかす方法がありますが、必ず端切れ等でお試しください。

表面が乾いてパサついてきた場合は、鹿革専用お手入れ剤をお使いいただくと、ふっくらした風合いが戻ります。頻繁にお手入れする必要はありません。(お手入れ剤は、ホームページで紹介しています。)

● 水に濡れた時は

一度中までぬれた革は乾燥すると線維の中の油分が不均一となり、部分的に硬化することがあります。

その場合は、革を両手で挟んで、線維をほぐすことを意識しながら掌で転がすように揉むと柔らかさが戻ります。仕上げに鹿革専用のワックス等を用いると、しっとりした風合いになります。

カビが生えないように、風通しの良い場所で陰干しをして、完全に乾燥させてください。

また、天然皮革は濡れて乾燥すると変形することが多いため、形を整えて乾燥させてください。

革に負担がかかるため、直射日光やドライヤー・乾燥機での加熱乾燥はお避けください。

● 保管

カビは油脂や湿気を栄養源に成長します。長期に保管する時は天気の良い時に陰干しで革全体の水分を

少なくしてから、通気性の良い箱・布袋等に入れ、光の入らない湿度が低い場所で保管します。蛍光灯や日光が当たる場所での保管は、少しずつ光による影響を受けるため変色の原因になります。光を遮るように保管してください。また、ビニール袋での保管は厳禁です。エナメルやビニール面に接して保管すると、条件によっては革の表面が張り付くなど、トラブルの原因になります。湿気はカビの原因になりますので、定期的に陰干しをしてください。ナフタリンなどの防虫剤は直接接触すると、変色したり、接着部分がはがれたりすることがありますので使用しないでください。

● 修理について

ヌイトメルの商品に限り、修理を承ります。まずは、e-mailにてご連絡ください。

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